高齢者は排泄で問題を抱えがちですが、認知機能が低下した方は「いつ出たか、どのくらい出たか」が問診でわからず、お腹を見ても不明確だということが多々ありました。患部にエコーをあて、体の内部を視覚的に画像で示すことで、利用者さんやご家族と情報共有ができます。
「お小水が出ない」という悩みも膀胱や腎臓にエコーを当てれば一目瞭然です。
訪問看護の場合、現場が利用者さんのご自宅になるため、病院と比較すると判断材料が少ないです。
このことは、在宅での看取りを迷う原因の一つではないでしょうか。
ご存じの通り、2年後には人口の5%を占める団塊の世代が全員後期高齢者になることから、訪問看護のニーズは高まる一方です。この数字を目の当たりにすると、若者は重荷に感じると思いますが、在宅看護、介護の現場で使う医療品等も需要が増すことで進化しています。
新しい機材をスムーズに使えるように、トレーニングを依頼し研修会を実施しました。見直しができるように動画でも撮影。多忙な毎日ですが、技術サービス向上のための時間は惜しみません。
手持ちの機材とノウハウを最大限に活用しつつ、新しい機材やサービスの情報は感度高めでキャッチしていきます。