ご逝去された後、私たちにできること



お参りといえば故人への冥福ですが、生前にたくさんの時間を共有した私共にはもう一つの任務が有ります。それは、故人のご家族の気持ちを整理、切り替えのお手伝いです。

ご家族の死は、自身が感じる以上に心身が疲弊するものです。残されたご家族とお話しし、故人を偲び、気持ちの整理のお手伝いができればと思っています。

お供えの花は、故人のお好みだった色や雰囲気に合わせて季節の花を選んでいます。

ご家族さんは時折涙を流し、看護師が介入していた時の思い出などを語られることもあります。
私共の訪問看護を利用するに至った経緯、それまでにも様々なご苦労があったことを改めて知らされます。

生前にご本人が私共にお話されていた事をお伝えすると、ご家族さんには伝わっていなかったご本人の家族への気持ちが伝わります。何度も話された昔のワンシーンの出来事など、そこに秘められた特別な思いをお伝えしたいと思っています。

患者さんがご逝去されると、訪問看護は終了となりますが、残されたご家族に少しでも前を向いて歩いもらえるよう、気持ちの整理のお手伝いができればと思い、なるべくご逝去された後少し間を置いて、お参りのご挨拶に伺わせていただいております。ご家族が患者さんに尽くされていたこと等、実際に見て知っているのは私共なので、言葉にしてお伝えすることが大切なことだと思っています。

喪失感や辛い気持ち、介護が終わりホッとすると思っていたのにそうではないモヤモヤ、受け入れられない複雑な気持ちなど,ここまでやれば良いという明確な基準が無いために「もっとこうすれば良かったのかな」「もっと早くに気が付けば」と後悔の念に駆られることもあります。介護で精神的に張り詰めた状態が無期限で続き、逝去されたことでぽっかりと穴が開いたような状態になる方もいらっしゃいます。そんな気持ちを、私共と共有させていただければ幸いです。

私共は、京都市伏見区を拠点に訪問看護サービスをしております。
こんなことは出来る?どうしたら良い?などなど、電話は抵抗がある方、夜しか空いてない方、メールでもお気軽にお問い合わせください。

E-mail nishimura.0502@miroku-care.jp
訪問看護ステーション にしむら  代表 西村 美奈
※土日、24時間 臨機応変に対応いたします。